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![]() 明治時代に小田原(早川口)〜熱海を結んだ豆相人車鉄道の客車を模した復元車両です。 モデルとなった「人車」は、人力を動力として進む鉄道で、小田原〜熱海を4時間弱で結んだと言われています。軌間609mm(2フィート)、全長25.3kmでした。明治41(1908)年に蒸気機関車牽引へと切り替えられ、その当時の機関車を復元したものを熱海駅前で見ることができます。大正12(1923)年の関東大震災で被災、翌13年に廃止されましたが、並行して建設が進められた官製の熱海線が同年に熱海まで開通しています(のちの東海道本線)。 ここ味楽庵にて展示されている車両は一般車で、特別車を復元したものが「離れのやど 星ヶ山」(小田原市根府川)に保存されています。 ◆車両経歴 2001(平成13)年 復元車両完成 ◆保存状態 たいへん良好です。店舗のオブジェという位置づけもあり、手入れがされています。また近年復元されたこともあり劣化は進んでいません。 あくまでオブジェということで車体の復元がメインとみられ、下回りは既存のトロッコ等から流用したものです(実車にあったサスペンション等は省略)。 ◆Googleマップ |